今回のRTAで行った時間短縮の為の戦略の詳細についてここに示します。
参考サイトの内容と被る点もありますがご容赦願います。



1.主人公と初期設定
主人公はグレイを選び、名前は最速入力できる「い」としました。
両親と利き腕は父:戦士、母:女戦士、右利きとしました。
初期設定をこのようにした理由は初期HPと初期装備が第一の理由です。
この設定では初期装備にアクスとブロンズアーマーがある為、これらとガラハドの初期装備を売ることで
メルビルからイナーシーの嵐後のクリスタルシティ到着までの船代及び装備の購入費用の一部にしました。
初期HPについては後述の固定敵の対策で詳しい理由を述べます。
これら以外にも腕力の初期値が高く、成長率も一番良いのでうまく成長してくれれば
中盤以降の多くの雑魚敵を一撃で倒すことができるようになり、戦闘時間の短縮にもつながります。



2.ハヤブサ斬りを覚えない
今回のRTAのルールでハヤブサキャンセルを利用する場面としては
一般的にトマエ火山のケルベロス戦とフレイムタイラント戦での一時消し、
サルーイン戦でタイニィフェザー召喚等が挙げられます。
しかし、これらの戦闘で別の対策を取る事で一時消しやタイニィフェザーの召喚が可能となるため、
ハヤブサキャンセルを使用しませんでした。
その結果、必要な戦闘回数が減り、時間の短縮に成功しました。
各戦闘の詳細は後述の固定敵の対策で解説します。



3.スカーブ山(1度目)〜スカーブ山(2度目)の間はグレイ一人旅
この区間をグレイ一人で進む利点は下記の2点が挙げられます。

@コマンド入力や余計なステータス上昇によるタイムロスが一人分で済む
A厄介な敵編成でもすぐに逃げることで戦闘を終了できる

@のコマンド入力については、例えば、敵の編成が三体で行動は防御のみかつ行動前に一撃で倒せるものと仮定して考えます。
一人旅では3ターンで3回のコマンド入力、敵の防御が3回になります。
二人旅だと2ターンで4回分のコマンド入力、敵の防御が1回となります。
比較しますと一人旅のほうがコマンド入力が1回少なく、敵の防御が2回多くなるので、
結果的には三体編成の戦闘では時間は一人旅でも二人旅でも大差がありません。
敵の編成が一体である場合は考えるまでもなく一人の方が早くなります。
四体以上の編成に関して倒す場合は二人旅以上の方が早くなる場合が増えますが、そもそも四体以上の編成になることが少なく、
倒す必要が無いならAで挙げているように逃げて戦闘を終了させれば良く、さらに二人旅で普通に倒すより早くなります。
仮定はあるものの以上から一人旅で進むことで最も戦闘時間を少なく抑えられます。

ただし、いくつか欠点があり、代表的なものについては次のものが挙げられます。

T.スクォーカーのふぶき
U.影縛りによる麻痺や花粉などによる眠り

T.については少なくとも130程度は食らうため、耐えるにはそれ以上のHPが必要になる。
本RTAでのグレイの初期HPは110であるため、
スクォーカーに出会ったらふぶきを食らわないことを祈りつつ逃げるしか対策はありません。
U.については使用してくる敵も意外と多いため、事前に把握しておく必要があります。
これらの攻撃を使ってくる敵がまったく出現しない事は無いので、
優先して倒すか敵編成によっては逃げることで多少の対策となります。

一人旅については欠点も多く、二人旅で進めていく以上に運要素が大きくなりますが、
それを補って余りある時間短縮の余地がある為、今回は採用しました。



4.雪原からアクアマリンの洞窟脱出までの間は状況再現(改良版電源技)を用いて敵避けをする
従来はアクアマリンの洞窟脱出時点で戦闘を16回行って、ブルエーレにメルビルへの陸路を教えてくれる人を出現させていましたが、
スカーブ山で普通は16回以上戦闘するため、この区間は敵をすべて避けることで時間の短縮を図ります。
時間経過ポイントはアクアマリンの洞窟の出口の代わりにミルザブールで船に乗ることで通過します。
船に乗ることでタイムロスを気にする方が居るかもしれませんが、船で20秒程度時間はかかるものの、一回の戦闘当り最短でも10秒かかるので、
状況再現を使わないとしてもアクアマリンの洞窟脱出までを14戦以内に抑えたほうが結果的に時間短縮できます。
今回は状況再現を使うことで戦闘回数を最小に抑えました。
アクアマリンの洞窟は戦闘を挟む状況再現になるので、そのやりかたのポイントはこちらで説明します。


5.固定敵の対策
一.ケルベロス
今回は対策としてナルシッサ戦の状況再現でHPを117、防御力を17まで上げて、バグを使ってアクアマリンの火耐性を残します。
そうすることでキバは最大111、ほのおは無効化するため、マヒキバを喰らって麻痺にならなければ確実に一時消しができます。
ただし、バグを使ってるのでアクアマリンの装備効果はロードや防具を変更すると無くなるため、
次のフレイムタイラント戦まではノーセーブで進む必要があります。

二.フレイムタイラント
アクアマリンの火耐性をバグで残しすことで確実に一時消しします。
今回はここは一人旅なので絶対に火耐性が必要になります。
帰りについては火神防御輪があるので、問題なく一時消しできます。

三.サルーイン
今回は二人パーティーで挑み、ハヤブサキャンセル無しでタイニィフェザーを召喚するために、
1ターン目はサルーインソードが仲間に当たる状況再現を組みました。
1ターン目の再現のため、石化についてはメニューの開閉などで調整することが難しく、良いパターンが見つからなかったので、
戦闘中のタイニィフェザーの行動を調整することで乱数調整を行いました。


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